注文したい人ここへ >>
 HOME 澄泥硯 山東魯硯 易水硯 苴却硯 松花江緑石硯 楊州漆沙硯


HOME > > 澄泥硯 > 硯の紹介



澄泥硯専集





澄泥硯のご紹介

http://www.sunyu.com
  

 沙泥を素材にして製作された硯のこと。蘇易簡の 『文房四譜』 に「澄泥硯を作る法は、瑾泥をもって水中に入れ、これをもんで甕器の中にたくわえる。そののち、べつに一甕器をもって清水をたくわえ、布嚢をほさみ、その泥を盛ってこれをふり、その至細となるのをまってから清水を去る。一模を作ることは、茶をつくるようである。物をもってこれを撃ち、至一晩、そののち、墨ろうを入れ、米醋をたくわえて五、七度これを蒸せば、津を含み、墨を益し、また石に亜ぐものとなる」と記されている。また、謝こんの 『金玉瑣砕』 に 「澄泥は澄江の泥である。年が久しく、質は堅い。唐人は琢して件とした。その得がたいものは、黄質にして黒章、せん魚黄と名づくものである。思うに、色はせん魚の背のようである。また、青色のおのがあり、蟹殻青と名づく。紅色のものは鰕頭紅と名づけ、白色のものは魚肚日と名づく。みな唐以後の泥である」 と記されている。また、唐秉鈞の『文房肆考図説』 に 「いまの陶人は、河海の沙土をもってせん瓦のごとく配合し、窯に入れて焼成している。最上のものをせん黄といい、その次は緑豆砂、さらに次はまい瑰紫である。その黄色の上に斑点がみられ、大きなものは豆瓣砂といい、細かいものは緑豆砂という。これがあるものは、みな発墨する。しかし、多くは粗燥で損筆に堪えない」と記されている。がんらい澄泥硯は、せん瓦の製法からとントを得て創製されたといわれるが、その全盛は唐代、次いで宋代である。河南省かく州をのぞき、とくべつな産地というものがなく、中国各地の沙泥を材料に作られた。したがって、その辨別は、主に沙泥の呈色によっておこなわれてきた。ただ、天然の石の中に澄泥に似たものがあるため、その辨別は注意を要する。また、石末硯も澄泥の一種とまてよいと思う。








ホーム

お問い合わせ:  TEL:03−3639−8663   FAX:03−3639−4657
龍鳳 東京都中央区日本橋本町3−8−5  山忠ビル2F